夫は私の事が好きではない

夫と私を少しずつ切り離すために作ったブログです。

ある日突然、神が降りてきた

それは本当に突然、家の近所を歩いていたら。

神が降りてきた。

 

 

これまでの私は、夫がこれまでの様に私を愛してくれない事、

私が夫の事を理解できない事、

話せば話すほど、なぜ?の闇にはまっていくことに

離婚する?しない?昔に戻れる?もどれない?という疑問に対して

比較的短期で答えを出そうとしていた。白黒つけようとしていた。

 

私の心はこの数年で十分殺されてきた。

夫の私を見る視線に、十分自尊心を削られてきた。

 

確かに夫は、暴力は振るわない。浮気もしない。子供から好かれてる。

でも、それだけでは私は足りない。

 

愛してくれない事、持病の多い私を支えてくれない事、不妊治療をしていた

私の辛さに無関心だった事。

それらを訴えても、何の返事も帰ってこない事。

 

もう、不倫をしたくてしたくてたまらなかった。

寂しくて寂しくて、誰かに依存したかった。抱きしめてほしかった。

どうして不倫をした方が必ず罪になるのか。

私は誰かに支えてもらいたいんだ。

 

ずーーーーっと厳しい業界で体を壊すまで働いて、

自分は強い人間だと思ってた。なんでも乗り越えられると思っていた。

誰かに依存する人は、弱い人だと見下していた。

 

でも、誰かに助けてもらいたかった。

 

 

そして、白黒つけようとする度に

経済的な恐怖を感じ、身動きが取れない自分自身に自己嫌悪し

経済的に恵まれた友達を嫉妬の心で見ていた。

 

娘のことも考えると、あと何年こんな生活をすればいいのか。

 

 

でもそんなある日、神のお告げがあった。

 

 

「どっちも頑張ればいいじゃない。」

 

 

離婚に向けて準備することも、今の関係を続けることも

どっちもやるのが今の正解なんじゃないか?

ふと、そんな気持ちがストンと落ちてきた。

 

 

本当に、とてもストンと。

 

 

そしたら、神がまた降りてきた。

 

 

 

「両方とも頑張ったら、その後はどうしたい?」

神様に聞かれ、そして私は躊躇なく答えた。

 

 

「あと10年(娘の成人)はこの状態を続けます。そしてそのあと、離婚します。」

 

 

まるで自分の心の中にずっとあった答えかのように

その回答は私自身にとって、とても自然な答えだった。

 

 

そうだ。あと10年頑張ればいいんだ。

 

そして、10年後に、誰か愛する人を見つけて

「大変だったね」って言って思いっきり抱きしめてもらいたい。

 

きっと愛する人を見つけても、もう傷つきたくないし

結婚をする気もさらさらないけど、でも10年後、となりに私を愛してくれる人がいたら

例え10年ロスしたとしても、素晴らしい人生なんじゃないか。

 

 

夫に出会ったのが22歳の時。これまで15年位、本当に愛してもらった。

 

あとの10年だったら、その15年愛された貯金で頑張れそうな気がする。

夫を恨まなくてもいい気がする。

 

やれると思う。

 

 

それが、私に神が降りてきた瞬間だった。