誕生日どう過ごしたか、記録を残しておく
結局、ランチの店はぎりぎりまで探してくれなかった。
誕生日前日・前々日の夜に、食べログを見ていた様子。
前々日、どうでもよい住宅街駅の店をいくつか提案された。
なんでその町に行く必要があるの?
私は北鎌倉に行きたいといっていたでしょう?
しつこく、おしゃれでもない、なじみのない、何の魅力もない街の候補を上げてくる。
Gotoもあるし、祝日だし、そんな街でもないと空いていないのだろう。
イライラしながら、北鎌倉に行きたいっていっているでしょ、と最後は強めに言った。
実は、食べログで検索をすると、一件だけ、北鎌倉で空いているよさげなイタリアンがあるのは知っていた。でも、言わなかった。夫の手際の悪さ、空席検索もできないことにイライラしていた。
前日、また検索しながら、沢山の言い訳を言っていた。北鎌倉は予約できない以上、行きたくないという雰囲気を出していた。夫は、並んだり混雑するなか待つのが嫌いだ。何故その論理を人の誕生日で出す?
とりあえず、北鎌倉に行き、入れる店に入ることにした。
当日。
娘は模試。その後合流する事になっていた。
確かに北鎌倉は入れないかも。じゃあ、模試の駅でマックを食べてからいこう。そう提案した。
合流した夫に言われた。「マックは外まで行列で中に入れない。吉牛か、サイゼリアかに行こう」
悲しい笑いしか出てこなかった。沢山悲しい笑顔を作った。
私がマックといったのは、マックが食べたかったからだ。(夫は私のマック好きを知っている)なんで誕生日に吉牛かサイゼリアが代替案で並ぶのか。他の店はないのか。なにより、誕生日にマックという人の為に、何故マックに並ばないのか。
マックに一歩足を踏み入れた。
レジはガラガラで全く待たなかった。
夫が言っていた「すごい人」はテイクアウトを待っている人たちだった。
様子を見に店内に入ってもいなかったのだ。並ぼうともしていなかったのだ。
そしてマックを食べ、北鎌倉をめぐり。
帰ってきて、ランチは後日という事になった。そして、誕生日だから、ケーキはしっかりと機会を持ちたいという。彼曰く「誕生日にケーキはけじめとして必要じゃない?」
これを夫は、前日も前々日も、きっちりとレストランを考えたじゃないかというのだろう。ケーキの事も考えた人、ランチだって後日行こうと言っただろうというのだろう。
こうしてなし崩し的に私の誕生日は終わった。夫婦の関係は相変わらず危機的状況である。だからこそ、誕生日はキッチリとやってほしかった。
後日ランチに行けるか、ケーキを食べれるのか。
答え合わせは未来にお預け。
但し、私はどちらもないと確信している。
夫は私の事が好きではない