土砂降りの徒歩はみじめになる。
夫には、15分歩く時や天候不良の際にタクシーを使うという発想がない。
河原にバーベキューに行くときは、重たいバーベキューセットを
リュックに入れて20分歩く。
誕生日にブドウ狩りに行った際には、たまらず私が移動を
全てタクシーにした。
今回は、夏休み旅行、土砂降りの雨の中
徒歩15分×2回歩く必要があったのだが
どちらもひたすら歩く。
横なぶりの雨と水たまりで娘の体は冷え切り、
靴は歩く度に不快な音を立てる。
それでもタクシーとは言わない。
ケチなのか。発想がないのか。
ケチであることは間違いないと思う。
ある施設への入場料、1500円/一人を
出し渋る。
ランチに掛けたお金は一人1400円程度。
その後にお茶を飲もうとしたカフェ(駅前デパートの
席の広々した店)の前で珈琲750円の表示を見て「高っ」という。
夫のかけたお金は
3700円程度/一人。合計10,000円ちょっと。
それでも往復徒歩15分程度のタクシー代を
出す発想がない。
ケチなのもそうだし、なにより娘に喜んでもらおうという
発想がないのが悲しい。
どうしたら楽しい?今日は旅行だから何したい?
好きなことしていいよ!
そういう気持ちがない。
私に対してでなく、娘に対してないのが許せない。
そして、私に経済的余裕がないのにもかかわらず
ホテル代を出したことにありがとうも大丈夫?も
ない。
ずぶぬれになりながら、みじめでみじめでたまらなかった。
娘に申し訳なかった。
次に誰かと結ばれるときには、
1000円程度のタクシー代をためらわない人と一緒になりたい。