夫が努力をしているのは知っている。
家事をするようになった。
体調を気遣ってくれるようになった。
誕生日の代替案を探してくれたり?もしているらしい。あれで。全然納得できないけど。みじめでみじめで仕方ないけど。
娘の中学の事も少しは調べるようになった。
でも、全然足りない。
というか、全く持って間違っている。
夫がしようとしていることは、失点をしないようにご機嫌を取っているだけ。
今までの失点をゼロに戻そうとしているだけ。
正直言って、失点の数なんてどうだっていいんだよ。
向き合わない。話し合わない。話し合ってもきちんと心情を伝えない・言語化の努力をしない。向き合うという事の大切さを知らない。どんなに心を通わせようとこちらが努力をしても、心を通わせることが出来ない。気持ちを伝えれば伝えるほど、何も伝えてくれない夫との間にどんどん溝が出来ていく。
おそらく夫は、人生のツケが回ってきてる。
友達も殆どおらず、職場での飲み会も殆どいない夫は、人間関係が異常に希薄である。それが居心地も良かったのだろう。
ずっと、人間関係を作ることから、意識か無意識か、避け続けていたんだと思う。
そのツケを、夫婦関係という逃げられない環境の中で払う事になってしまっているのに気付いているだろうか。
意気地なし、弱虫。いつも逃げ回っている。
そんな状態で失点を取り返そうという努力だけし続ける。それが、彼に出来る努力の形なんだろう。
賽の河原でしかないけれど。