最初の一歩
神が降りてくる前の私は、話せばわかる・糸がこんがらがっただけ・夫が何を感じているのか理解したい・夫の態度にはきっと理由があるはず、そう思って必死で夫を理解しようとしていた。
どこかにきっと、突破口があるはず。
そう思って、鍵になりそうなものを必死で探していた。
そこで、発達障害なのかも、というヒントに出会った。
発達障害の本を夫に隠れて読み漁った。
エニアグラムとか、心理学系の本も読んで、夫という人格を
理解しようとした。
希望の光を見つけたときもあれば、よくわからない、と困ってしまう事も。
でも、何かとにかく、理解の手掛かりが欲しかった。
沢山あがいた。
沢山、話し合いを持ってみた。
でも結局、何もわからなかった。
そのうち、答えにたどり着いた。
夫は、私の事が好きではないんだ。
だから、いくらこちらが理解しようとしても
もう夫の心の声を聴くことはできない。
そういう答えに至ったのは、これまでされた事の
蓄積。それを考えたら、そういう結論しか出てこなかった。
忘れっぽい私は(こんなに傷ついてるのに、なんでだろうね)
夫の「愛のない証拠」を記録にとどめておこうと決めた。
そして、証拠を積み重ねる事で、夫を追うことを
自分に完全にあきらめさせようと思った。
でも、何度も何度も試みたけど
夫が私を愛していないという現実に向き合うのが怖くて怖くて
泣きながら何度もやめた。
そんな事実、向き合いたくない。
でも、神が降りてきたことで、書くなら今だと思った。
今は、かける。
今なら、かける。
だから、とにかく、私がそう感じるように至った事実を
淡々と描いていければと思う。